marichan22006-12-22

今日は冬至
一年で一番日の短い日。翌日から日は徐々に長くなることから、太陽の活力が甦る一陽来復の日として尊ばれた。冬至を祝い、粥や南瓜を食べ柚湯を立てる。我が家の北側にあるキッチンにも西日が長く差し込み、猫のマリチャンが大の字になって寝転んでいる。年の瀬にもかかわらず、寒さをそう感じなく暮らせるのは、私達呼吸器の病を持つものには有り難いことだが、是でいいのかなと心配になってくる。
最近読んだ随筆の中に、会津八一の書の「深くこの生を愛すべし」という一節が引用されていた。多くの人々の愛に守られて生活をしていると、今こうして生きている自分が沈み込んだり、泣き言を言って俯いてはいられない。妻子、姉妹、子供、多くの友人達、私のことを心から心配をし、無償の愛を与えてくれる。私が生きると言うことは、生き永らえるということではなく、明るく病む事だと自分に言い聞かせている。喘ぎの友も多くいるが、励ましあいながら楽しく新しい年を迎えたい。

             

特別な日

marichan22006-11-03

  • 酸素飽和度      97%
  • 脈 拍 数       87
  • 血   圧       124/74
  • 体   重       64.5kg
  • 腰 周 り       90.5cm
  • 徒   歩       2968歩
  • 体   調       快調                    嵯峨菊

今朝早くに、妻が生まれて初めての大冒険に出かけた。アメリ東海岸に住んでいる娘に会いに行くのだが、英語が全く出来ない上、一人で旅行などしたことのない人だから、まるで清水の舞台から飛び降りるような決心が要ったんだろうと、一緒に行ってやれずに申し訳なく思っている。無事に旅が終わるよう祈るのみ。
妻が出かけて程なく、鳥取の親友Kの母君の喪の知らせ。米寿も過ぎ大往生と聞くが言い尽くせぬほどのお世話に成り、37年前に自分の母親がなくなってから母との交友も深かったせいもあり、大きな思いが残る。安らかに眠られんことを祈る。

         たましいの 静かにうつる 菊見かな
          

霜月

marichan22006-11-01

  • 酸素飽和度    97%
  • 脈 拍 数     92
  • 血   圧     138/72
  • 腰 周 り     91cm
  • 徒   歩     2458歩
  • 体   重     64kg
  • 体   調     好調                     嵯峨菊

ブログはとても正直で、私がすこし怠けて書き込みを忘れていると、誰も書いてくれませんし前に進んでくれません。(馬鹿ですねー)11月は心を入れ替えて頑張ろう。(ほんまやなー)ハイ !。
11月は霜月。暦の上では冬の入り口です。そうはいっても関西は昼は半そでTシャツ夏のような小春日和が続いております。今日も月一の診察に病院に行ったのですが上着を着て、汗だらけになりました。紅葉は大丈夫でしょうかね。
病院が今年一杯で呼吸器科が閉鎖され、同市内の県立病院に統合されるようです。我が家から通院するには少し遠くなりますが、私の体の隅積みまで理解して下さっているドクターも一緒ですから安心をしています。優しいナースの皆さんはご一緒できないようなのは全く残念ですが。
最近、実は絵手紙にはまっています。俳句の友とのメールの交友の仲で、自分達がデジタルの真っ只中にいながら、「世の中がどんなにデジタル化されても、人の心の交流はアナログしか出来ない。」と言うような話をしながら、手紙やハガキも一度パソコンをくぐるとたちまちデジタルの匂いがぷんぷんする。それならどうする。絵手紙はどうだ。絵手紙は紋切り型の口上やもっともらしいお言葉が絵を殺している。結果、心のこもった自筆の文を書き、余白に景として絵を描く。これでどうだろう。もっともだもっともだと、夫々が各生活の中で実行してみることにしました。私はHOTの友に葉書を書き、なんとも恥ずかしい絵を描いて送り始めています。喜んでいただけそうなので続けてみようと思っています。

      喘友は 戦友であり 赤の秋
 

晴天 秋高し

marichan22006-10-13

  • 酸素飽和度      97%
  • 脈 拍 数       81
  • 血   圧       124/73
  • 徒   歩       3455歩
  • 腰 周 り       90cm
  • 体   重       64kg
  • 体   調       良好

この時期は一年のうちで最も清々しい季節であろう。ベランダから見る景色も北よりの風のせいか、空は抜けるように青く、六甲の山並みに鱗雲がかかり、ベランダの小さな花壇の嵯峨菊の蕾が、自分の出番を待つように空を眺めている。私の散歩コースの用水池周辺もすっかり秋景色で、金木犀の香り、風に揺れるコスモス、白鷺の渡来、銀杏の落下、秋盛りなりです。
私の体調も気候の所為ではないが、とても良いようです。酸素飽和度も家の中で生活する程度(力や急ぎの動作は別として)なら97%平均してある。脈拍がやや速いが血圧が正常値なので食事や運動の範囲で注意をすれば良いと考えている。問題は糖尿の血糖値がやや高いが「あと一歩努力必要」とDrから仰せつかっている。まあ、焦らずこつこつと頑張りたい。

          秋高し 六甲睨み 病絶て
             

核実験

marichan22006-10-09

  • 酸素飽和度      97%
  • 脈 拍 数       85
  • 血   圧       127/72
  • 徒   歩       3185歩
  • 腰 周 り       91cm
  • 体   重       64.5kg
  • 体   調       良好

今日は朝から騒々しい。安部総理の訪中訪韓のさなか、北朝鮮の地下核実験の発表があった。世界中が蜂の巣をつついたように騒ぎまわっている。核を持つ国、持たぬ国、持ちたい国、持てぬ国、利用する国、される国、金にする国、騙す国、無視をする国、口先の国。国の面子やイデオロギーで核の有無が決められる。死を突きつけられるのは、国民であり大衆であると思うのだが、そんな話は青臭くて出来ないのだろうか。少しくらい不便でも、人と人が助け合ったり守りあったり、命が何よりも大切なんだと確かめ合いながら生きてゆけないものだろうか。
日本の古来からの文学は、宗教観もあるのだろうが、人の命のみならず、小動物、草木、移り行く季節までも愛おしく大切に表現されている。
        痩せ蛙まけるな一茶是にあり   一茶
        父母のしきりに恋ひし雉子の声  芭蕉
        ひしめきて落ちこぼれなき燕の子 杉
        考へて一尺飛べりからすの子   石塚
日本の文化は命の追求といえるのではないだろうか。たった一度戦争に負けたからといって、何も弱虫にならなくても良い。自信を持って発言をして欲しい。慢心さえしなければ。

                     

結婚記念日

marichan22006-10-05

  • 酸素飽和度         97%
  • 脈 拍 数          82
  • 血   圧          127/73
  • 徒   歩          3275歩
  • 腰 周 り          92cm
  • 体   重          64.8kg
  • 体   調          良好

今日は40回目の結婚記念日、ルビー婚式である。昨日は宝塚の川沿いのホテルでお祝いの食事をした。こう書き出すと、何時もこの日はしっとりとお祝いをして、いい夫婦しているように見えるが、とんでもなく、ほとんど初めてである。
40年前の今日、妻は勇気を振り絞って失業中の私と結婚をしたのであろう。路線バスで有馬温泉に行き、小さな旅館に泊まり、新婚と思ってもらえず、仲居さんがトランプをしに部屋に来たのを笑い話に思い出す。何しろ貧乏な出発であった。
爾来、山あり谷ありで(大体、山も谷も私が起こしたのであるが)今日を迎え、何一つ喜びの形を示してあげることが出来ぬまま体を壊してしまい、慙愧に耐えない.
残り何年かは分からないが、私はまだまだ元気なので、B型の明るさと行動力を大いに生かして、楽しみながら友達作りに励んでもらいたい。

          秋静か 共に歩みし 四拾年
          

息子の誕生日

marichan22006-10-01

  • 酸素飽和度     97%
  • 脈 拍 数      84
  • 血   圧      119/73
  • ウォーキング     2678歩
  • 腰 周 り      92cm
  • 体   重      64.8kg
  • 体   調      良

10月1日は息子の39歳の誕生日である。子供の年を数えながら不思議な感慨を覚えている。親にとっての子供は、幼少のキャッチボールをしたり肩車をしたり一緒に泳いだり、自分の側で走り回っていた頃を、一番親子関係の濃い時代と錯覚してしまう。彼が結婚して15年、2人の子供も大きく育ち、家庭は円満で、ビジネスも順調に進めている。しかし、彼に父親が本当に必要だったのはこの時期であったのかもしれない。
彼の人生の大切な時期に、私が肺気腫で体を壊し相談を聞いたり、手伝ってあげたりが何も出来なかった。親の必要な時期に役立たずであったと慙愧の思いが胸に痞えている。しかし,それ故に立派に独り立ちしてくれたんだと自分を誤魔化している昨今である。
体を少し鍛えて、楽しみの時間を大いに作って、家庭円満、おもろい人生を闊歩してもらいたい。親父のようなばかげた病と付き合う必要は無いぞ。

         夢の中 キャッチボールの 5年生