「端午の節句」 に思う

marichan22006-05-05

  • 酸素飽和度     97%
  • 脈 拍 数      82
  • 血   圧      123/74
  • 徒   歩      3386歩
  • 体   重      66.9kg
  • 体   調      すこぶる好調

昭和17年生まれの私は、自分のために祝ってくれた端午の節句の記憶が無い。昭和20年6月に、我が家が空襲により消失するまでの3度、五月人形を出して祝ってくれたと聞いている。姉達が嬉しそうに夢中になって飾りつけをしていた両親の姿を、まったく記憶に残っていない私によく聞かせてくれた。4人姉弟で男は私一人、当時の両親にとってまさに掌中の珠のように大切にしてくれたのであろう。敗戦により生活は一変し、父の病死に始まり、幼子4人を連れた母の激闘が始まったのだ。以来、母は休まることの無い生活との戦いの一生であった。しかし、あの3回の端午の節句の私への信頼と期待は変わることは無かった。60年前の母の想いのためにも、たとえ病に冒されようと堂々と生き抜かねばならない。

        遠き日の 母に侘びしか 花菖蒲