病棟の七夕

marichan22006-07-07

  • 酸素飽和度      97%
  • 脈 拍 数       82
  • 血   圧       124/72
  • ウオーキング      3465歩
  • 腰 周 り       91cm
  • 体   重       64kg
  • 体   調       良

先日の診察日に、呼吸器病棟にお見舞いに行った。HOTの会の会長が体調をくずし入院したと連絡を受け、私は少々動揺をした。2年周期で担当する名ばかりの会長だが現在は5代目になる。皆さん就任時は、病気ながらもお元気で、明るい方ばかりであったが、体調をくずし、会長職が継続不能になってしまったのを思い出したからである。
ところが、お会いすると、とても元気で心配なんかすっ飛んでしまった。「今は楽しみ探しをしてるんです。」「帰ったらポチを連れて散歩をしますよ。」ポチとは携帯用の酸素ボンベのことです。頑張って、暗い海の底をポーンとけって、みんなで楽しみたい。この病気は暗い悪魔との戦いだ。明るく、楽しく 頑張って!
帰りに病棟のピロティーで可愛い七夕さんを見つけた。患者の方たちの願いや感謝の言葉が短冊に記されていた。牽牛 織女の恋物語のようにはいかないが、我々にしかわからないキーワードを秘めた短冊につんと来るものがあった。
この病棟を退院してもう7年になるが、ここが私の第二の命のふるさとである。死にかけた命を救って頂いたというだけではない。一年間の入退院の間に、言葉では言い尽くせないドクターやナースの方々との命のやり取りがあった。ここは私の人生観さえも大きく転換させてくれた愛を頂いた大切な場所だ。この病棟は私の天の川であり、天女に守られた夢の日々であった。あらためて「有難う御座いました」と、御礼申し上げます。

        七夕に 白衣の天使の 恋みのる